こんにちは。
熊本で植物や人生を豊かにするもののセレクトショップを運営しているLIAの店主です。
今回は、園芸店などで植物を購入して管理方法を尋ねると、
「日当たりが良くて風通しの良い場所で管理してください。」
「水やりは用土が乾いてからたっぷりとあげて下さい。」
と言われますが、それぞれの要素がなぜ必要なのか。
各要素についてのお話です。
- 光が植物に必要な理由
- 水が植物に必要な理由
- 風が植物に必要な理由
光が植物に必要な理由
「光は光合成をするために必要だ。」
と理解している人は多いと思います。では、光合成とは一体どういうものなのでしょうか?
光合成とは、
光エネルギーを使い、水と二酸化炭素を利用して、植物の生長に必要な栄養を合成することを言います。
つまり、光を使って栄養を合成することから【光合成】と呼ぶわけです。
上記で書いた通り、光合成をすることによって、植物の生長に必要な栄養を合成するので光が当たらなければ必要な栄養を合成することが出来なくなったり、植物が光を求めて徒長してしまい、植物自体が弱った状態となって病気になりやすくなってしまいます。
光が植物に与える影響は
・光を使って栄養を合成するために必要
・植物が光を求めて徒長してしまい、病気に弱い状態にならないために必要
以上の2点が、植物にとって光が必要な理由です。
自宅環境によっては、どうしても太陽光を与えることが難しい環境もあるかと思います。
しかし、太陽光でなくとも、LED照明などで植物用に開発されたものもありますので自宅環境に合わせて設備を整えるようにしてください。
以下の商品などが植物用で販売されているLED照明になります。
少し費用は掛かりますが、植物を健康に成長せさるために太陽光を確保できないところでは導入するようにしてください。
水が植物に必要な理由
植物は、体の80%~90%が水分でできていると言われています。
例えば、自宅で雑草を抜いてしばらく乾かしていたらめちゃくちゃ小さくなりますよね。
そのことからも植物が植物自体の形を作り上げるために水がとても重要な役割を果たしていることがわかります。
光合成においても、水は植物にとって必要な栄養を生み出すために必要不可欠です。
その光合成で生み出された栄養分を植物の株全体に運ぶのも水です。
つまり、植物にとって水とは人間における血液のような役割も果たすわけです。
以上のことから水が植物に必要な理由は
・植物自体を形づくるために水が必要
・光合成で栄養を合成するために必要
・光合成で生み出した栄養を株全体に運ぶために必要
以上の3点が、植物にとって水が必要な理由です。
水が必要な理由は以上のような感じですが、水やりについて私の失敗談を書いた記事がありますので参考までに以下より読んでみて下さい。
風が植物に必要な理由
植物にとって風が必要な理由は、成長が促進されるからです。
植物の葉は、光合成を行うとともに、葉から水分を蒸散させます。
なので、発根管理中などは、あまり葉がでないようにしたりしますよね。
植物の葉から蒸散する水分が風が当たることによって、蒸散のスピードが速まります。
その結果として、植物の水を吸い上げる力も増します。
植物の生長を促すためにも風が重要な役割を果たします。
また、植物の管理をするうえでも風は重要な役割を果たします。
植物の多くは土に植え込み育成を行います。
風が当たることにより、土が乾燥しやすい環境を作ることができて根腐れを防止することができます。
根腐れに関する記事は以下をご確認下さい。
室内管理では、なかなか風を思うように当てることができなかったりしますので、サーキュレーターを準備するようにしてください。
以上のことから、植物に風が必要な理由は
・植物の生長を促進させるために必要
・植物の管理において、株の不調を起こさないために必要
以上の2点が植物にとって風が必要な理由です。
まとめ
いかかでしたか?
暖かい時期であれば、屋外で管理することでほとんどすべての条件は満たされますが、寒い時期の管理においては
よくネット上の質問で、「光は確保できるが風が確保できません」やその逆で「風は確保できるが光が確保できません」のような質問を見かけますが【光と水と風】という3つの要素は植物にとって
・植物が成長していくために必要な要素
・植物を健康に管理していくために必要な要素
であるため、最低限確保できるように管理場所を設定し管理していくようにしましょう。
では、良い一日を。
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