こんにちは。
熊本で植物や人生を豊かにするもののセレクトショップを運営しているLIAの店主です。
今回は、はじめて植物の発根管理をする前に確認すべき3つのポイントについてお伝えしていきます。
前回の記事で、発根管理に必要なもの5選という記事を書いておりますが必要なものを用意する前にこの3つのポイントを確認していただいたほうが良いです。
ちなみに前回の記事については、以下より読んで頂けると幸いです。
では、今回の3つのポイントです。
- 実生株や発根株の育成を1年以上行う
- 植物の育成を行う自宅の環境を知る
- 発根管理をしたい株の特徴を調べる
以上の3つのポイントをおさえることができるようになってから発根管理を行うようにしましょう。
では、以下で3つのポイントについて詳しく説明していきます。
実生株や発根株の育成を1年以上行う
まず1つ目のポイントは【実生株や発根株の育成を1年以上行う】です。
なぜ1年以上育成を行う必要があると思いますか?
それは、自分が育成を行う環境下で、実生株や発根株がどのような成長をしていくか見ることができるからです。
1年は長いようですが、日本の四季の中でどのような管理が必要になるかわかるにはまずは1年耐えてみて下さい。
私も、ベアルート株を買って発根管理を始めるまで、国内実生株を買って育成したり、自分で実生してみたりしながら試行錯誤していました。
それから3年ぐらいは発根管理をすることなく過ごして、ようやく発根管理に必要なものをそろえて発根管理を始めるという感じでした。
1年間も実生株などを育てていると現地株のようなワイルドさは少ないかもしれませんが、かなり愛着もわいてきて植物も大事にするようになります。
そこからベアルート株には手を出しても遅くはありません。どうせ沼にハマります。
ということで1つ目のポイント【実生株や発根株の育成を1年以上行う】をクリアしてから発根管理は行うようにしましょう。
では、2つ目のポイントにいきます。
植物の育成を行う自宅の環境を知る
2つ目のポイントは【植物の育成を行う自宅の環境を知る】です。
自宅の場所によっては、1年中滞りなく日光が差し込む場所もあれば、冬場では全く日が当たらない場所など自宅の中でも環境は大きく違います。
私自身、数年前に引っ越しを行ったのですが、引っ越してすぐに自宅の環境を見ることなく植物の置き場所を決めてしまい傷ませてしまった経験があります。
また、自宅の環境を知ることで、発根管理に必要な設備も分かってきます。
少し3つ目のポイントにもつながる部分ですが、発根管理をする植物によって発根に必要な環境は異なってきます。
そんな時に育成を行う場所の環境を知っていなければ必要な設備に投資することが出来なかったり、余計なものを買ってしまうなんてことも起こってしまうかもしれません。
なので、2つ目のポイント【植物の育成を行う自宅の環境を知る】ということができるようになってからはじめての発根管理をするようにしましょう。
では、最後の3つ目のポイントに行きたいと思います。
発根管理をしたい株の特徴を調べる
3つ目のポイントは【発根管理をしたい株の特徴を調べる】です。
上で挙げてきた2つのポイントを抑えながら植物の育成を行っていれば、発根管理をしたいと思ったときには必然的に調べているとは思います。
一言に発根管理と言っても、灌木系の発根管理なのか?、それともパキポディウム系の発根管理なのか?、アガベの発根管理なのか?
種類によって、必要な環境も違えば、管理方法も変化します。
この文章を読んで、めんどくさいから、とりあえず始めてみてから考えようと思う人はまだ発根管理は始めないほうがいいかもしれません。
植物なので、動物のように声に出して訴えてきたり、いきなりぐったりしたりすることはないですが同じ生き物です。
犬を飼うときには、必要なものを調べて買い揃えると思います。
その必要なものや、エサが用意できなければ犬を飼うという選択肢はとらないと思います。
植物も同じで、必要なものを揃えれるようになって初めて買うようにしましょう。
3つ目のポイントの【発根管理をしたい株の特徴を調べる】ということは生き物を育てるために最低限必要なことです。
では、最後にまとめていきます。
まとめ
各ポイントをまとめていくと
1.実生株や発根株の育成を1年以上行う・・・年間を通した植物の変化を理解して発根管理は始めましょう
2.植物の育成を行う自宅の環境を知る・・・自宅の環境を知ることで必要な設備を割り出すことができます
3.発根管理をしたい株の特徴を調べる・・・生き物と向き合っていることを忘れずにいて下さい
良いものを安くどうにかしたいという思いで、あまり植物について調べないまま発根管理をすることは、生き物を育てる人として最低な行動だと思います。
私自身、まだまだ知らないことだらけですが、日々学び植物と向き合っております。
では、みなさんと一緒に植物について研究していければと思います。
良い一日を。
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