こんにちは。
熊本で植物や人生を豊かにするもののセレクトショップを運営しているLIAの店主です。
今回は、塊根植物や多肉植物を育てるときに排水性の高い土を使って下さいと言われるけどもどんな土を使えばよいかわからない。
そんな悩みを抱えている人によく耳にする土の特徴について説明していきたいと思います。
今回説明する土は以下の5つです。
- 培養土
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 日向土
では、1つずつ説明していきます。
培養土
培養土とは、植物の育成に必要な用土、肥料を複数配合して作られた土のことを言います。
市販で観葉植物用の土みたいに書かれてパッケージされている土がこちらの培養土にあたります。
土を専門的に販売しているところが、各植物の特徴に合わせて配合している土になるので初めて植物を育てたいという人には深く考えずに使える土なのでとても便利です。
培養土はとても便利ですが、培養土に肥料分が配合されているかはしっかりと確認をするようにしましょう。
肥料分が含まれていない場合には、適切なタイミングで肥料を与えてあげる必要があります。
難点としては、日本に広く流通している植物に対しては培養土が作られていますが、塊根植物などの培養土は身近なホームセンターなどでは購入することが出来ないので、培養土にプラスして排水性を高めるための配合が必要になってきます。
ポイント | 初心者でも植物にあった配合の土を購入することで簡単に植え替えなどができる |
注意点 | 塊根植物などに使う場合には多少の土の配合が必要になる |
赤玉土
赤玉土は、保水性と排水性に優れている土として、様々な植物の基本の土として用いることができます。
粒の大きさは極小から大きいサイズまであり、植物の大きさに合わせて粒の大きさを選ぶことができます。
粒の硬さも硬質と普通のものがあり、購入する粒の硬さが異なります。
赤玉土を使用する際には、用土を配合する前にふるいにかけて微塵を取り除く必要があります。
微塵が含まれていると、目詰まりを起こしてしまい、排水性が悪くなります。
硬質でないものを使う場合にも、水やりを繰り返し行うことで赤玉土が砕けてしまい目詰まりを起こすことがあります。
なので、塊根植物や多肉植物に赤玉土を使う場合には硬質のものを選び、ふるいにかけて微塵を取り除いてから使用するようにしましょう。
ポイント | 保水性や排水性に優れた土。様々な植物の基本の土として使用することができる。 |
注意点 | 微塵を取り除き使用しなければ目詰まりを起こしてしまう恐れがある。 |
赤玉土の保水性を確認したyoutubeショート動画を作成しましたので、確認してみて下さい。
鹿沼土
鹿沼土は、赤玉土と同様に排水性と保水性に優れています。その特徴に加え通気性も兼ね備えた土になります。
しかし、赤玉土と違い酸性が強いため、他の用土と混ぜるなどして使用しなければなりません。
赤玉土と違い、鹿沼土は軽石が風化したようなものなので粒が赤玉土のように崩れることが少ないので、用土の排水性を高めたい時に使用すると効果的です。
鹿沼土は、無菌に近い土であるため、栄養分を含んでおりません。
なので、用土に混ぜて使う際にはそこを意識した用土作りが必要です。
ポイント | 保水性、排水性、通気性を兼ね備えた土。 |
注意点 | 酸性が強く栄養分を含んでいないためほかの土と混ぜて使用する。 |
日向土
日向土は、排水性と通気性に優れた土です。
排水性や通気性に優れた土であるため、植物の根腐れを防止するために用土に混ぜると効果的です。
鹿沼土が強い酸性の性質を持っていたのに対して、日向土は弱酸性の性質を持つので、用土内の微生物が活発になり用土内の環境をよくしてくれます。
日向土を単体で使うには、保水性がないため他の土と混ぜて使うことでより効果を発揮することができます。
日向土も鹿沼土同様に、粒が崩れにくいため、目詰まりを防止することができます。
大粒のものを使えば、底石としても利用することができます。
ポイント | 排水性と通気性に優れた土。弱酸性なので微生物を活発にさせることができる。 |
注意点 | 保水性がないので、他の土と混ぜて使用する。 |
まとめ
今回は、よく聞く土の特徴について説明しました。
4つの土のポイントをまとめると
培養土 | 初心者でも植物にあった配合の土を購入することで簡単に植え替えなどができる |
赤玉土 | 保水性や排水性に優れた土。様々な植物の基本の土として使用することができる。 |
鹿沼土 | 保水性、排水性、通気性を兼ね備えた土。 |
日向土 | 排水性と通気性に優れた土。弱酸性なので微生物を活発にさせることができる。 |
どの土も、塊根植物や多肉植物を育成するときには混ぜて使うことがおすすめです。
それぞれの特徴を生かして自分だけの用土作りを楽しみましょう。
私の土づくりについて書いた記事は以下より。ご参考になれば。
では、良い一日を。
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