こんにちは。
熊本で植物や人生を豊かにするもののセレクトショップを運営しているLIAの店主です。
今回は、オベサの病気についてのお話です。
私自身がオベサを育てて発生させてしまった病気の、【うどんこ病】についてお話していきます。
ちなみに下のオベサのてっぺんあたりの白いのがうどんこ病だと思われます。
今回のお品書き
- うどんこ病とは
- うどんこ病が発生してしまったときの対応
- 殺菌剤選び
- まとめ
うどんこ病とは
まずは、うどんこ病とはなんなのか?ということですが、ざっくりいうとカビです。
このうどんこ病は、発症したからと言ってすぐに植物が枯れてしまうみたいなことはありません。
しかし、そのまま放置していると植物の葉の表面を覆っていくので植物の光合成などに影響を与えてしまい、次第に枯れていってしまいます。
うどんこ病はカビのようなものですので、風などで近くで管理している植物にも影響を与えてしまう恐れがありますので発症してしまった株は管理を分ける必要があります。
今回、私がうどんこ病を出してしまったオベサは、冬場でしたので屋内管理してました。室温は20℃前後を保った状態で湿度は40%くらいでしたので、おおむねネットでうどんこ病について調べると出てくる野菜などと発症条件は同じような気がします。
うどんこ病は、春先から本格的に活動しますので、発症前に予防をしっかりとしていくことが一番良いかと思います。
オベサのうどんこ病についてポイントをまとめると
- うどんこ病とはカビのようなもの
- 発症した場合には管理場所を分ける必要がある
- 日本の気候でいう春先の気候に近い条件で管理しているときに発症しやすい
- 発症してもすぐには枯れないが適切な時期に予防剤、治療剤を使う必要がある
うどんこ病が発生してしまったときの対応
まず、うどんこ病と思われる状態を発見した場合には、一番最初に管理場所を分けるようにしてください。
とくに、同じ管理場所で同種の植物を管理している場合には確実に管理場所を分けるようにしてください。
管理場所を変更したあとは、薬剤を散布してあげて下さい。選ぶ薬剤については次の項目で説明いたします。
薬剤の散布後は、そのまま放置するのではなく、日々状態を確認してあげるようにしてあげて下さい。
うどんこ病発生後の流れは以下の通り
- うどんこ病を発生させてしまった株は管理場所を変更する(発見したらすぐに行う)
- 薬剤を散布する
- 散布後、経過を観察する
では、最後に殺菌剤の選びかたです。
殺菌剤選び
まず、殺菌剤は予防剤と治療剤がありますので、今回のような場合は発生してしまった後の対応ですので治療剤を選ぶようにします。
殺菌剤の治療剤と予防剤について、実生についての記事で少し触れていますのでご確認下さい。
実際の治療剤について3つのタイプをご紹介させてもらいます。
1.粉末タイプの治療剤
粉末タイプの治療剤は、水に溶かして使用するタイプの治療剤になります。
上記でリンクを貼っているカリグリーンという商品は、中身が1L用の個包装になっているので非常に便利で使いやすいです。
このタイプの治療剤を使用する場合には、展着剤も併せて使用することでよりしっかりとした効果を得ることができます。
展着剤とは、植物によりしっかりと薬剤を付着させるために使用するものです。
以下のような商品が販売されていますので、治療剤を使用するときには一緒に使用することをおススメします。
2.乳剤タイプの治療剤
2つ目は、乳剤タイプの治療剤です。こちらも水で薄めて使うタイプの治療剤になります。
乳液タイプですので、非常にコスパは良いのですが私は、水1Lに対しての分量を量るときに上手く測れなかったので少し使うのが苦手です。
3.スプレータイプの治療剤
3つめは、スプレータイプの治療剤です。
これが一番初心者には使いやすいと思います。
もちろんコストパフォーマンスでいうと一番悪い気がしますが、購入後は開封してそのまま使うだけですので簡単です。
展着剤なども不要で使用できるのも良いです。
以上3タイプの治療剤を紹介しました。
初心者が使いやすい順番は
- スプレータイプ
- 粉末タイプ
- 乳液タイプ
の順番かと思います。コスパを考えるとこの逆って感じです。
紹介した商品はすべて農薬になるので、使用する際には必ずメーカーが出している使用説明に従って使用するようにしてください。
まとめ
では、今回のまとめですが
オベサについた白い粉のようなものはうどんこ病という病気です。
うどんこ病になってしまった植物は、他の植物に感染してしまうことを防ぐために別の場所で管理するようにしてください。
うどんこ病になったからと言ってすぐに枯れてしまうことはないですが、確実に不調になっていくので治療剤を使って治療をしてあげるようにしてください。
以上が、今回のまとめです。
私の経験が、多くの人の参考になり、みなさんが管理する植物が元気になれば幸いです。
私が経験した、オベサの害虫について書いた記事は以下より。
良い一日を。
コメント