私の失敗談。オベサの水やりのし過ぎについて。

こんにちは。

熊本で植物や人生を豊かにするもののセレクトショップを運営しているLIAの店主です。

今回は、私が実際にやってしまった失敗談についてお話できればと思います。

こうしたほうが良いという話はよく聞きますがなかなか失敗談は聞くことができないと思いますので、皆さんの大切な植物が調子を崩してしまわないように少しでも参考になればと思います。

私の失敗談は水やりのし過ぎです。

この水のやり過ぎは多肉植物や塊根植物を育てる人ならだれもが通る道ですが、根腐れを起こしてしまうと再起不能になってしまうことも多くできれば避けたいです。

以下の内容について説明していきます。

  • 水やりをし過ぎたオベサとその経緯
  • 水やりをし過ぎると起こること
  • 改善点
目次

水やりをし過ぎたオベサとその経緯

お店を運営していると言いながらこんな失敗談を出してしまうのはあまりよくないかとは思いますが、写真の赤丸部分が水のあげ過ぎによって腐った部分だと思われます。

このオベサは、もともとはまっすぐ直立した状態だったのですが、冬場管理で水やりの頻度が高かったために、根腐れを起こしてしまい気付くのが遅れてこんな状態になってしまいました。

管理しているオベサについては冬場なので屋内で、室温は20℃前後、植物用LEDライトを照射してヒーターマットの上で管理をしていました。

管理している他のオベサが成長したりしていたのと、ヒーターマットで鉢内が乾燥するのが早かったので水やりは10日くらいに1度行っていました。

条件をまとめると

管理場所屋内(室温は常時20℃前後)
管理方法LEDライト、サーキュレーター、ヒーターマット
水やり頻度10日前後(鉢内の用土が乾燥後に水を与える)

水やりをし過ぎた経緯は、やはり周りの植物が成長を続けていたことが大きく影響していました。

管理場所では、他にもパキポディウムやサボテン、アガベなんかも育てていて、発根管理後すぐのパキポディウムは落葉させずに育てていたのでオベサも動いている感覚で水やりをしていまっていました。

水やりをし過ぎると起こること

では、実際に上で挙げた写真のオベサがどのような状態になっていたか下の写真をご覧ください。

完全にしたのほうがしわしわになってしまっていてぶにぶにの状態になっています。

かなりショックです。

株自体も小さくなってしまい、詳しい人に確認するとこのような状態になってしまうと復活は厳しいとのこと。

それでもあきらめきれない私は、胴切りしてどうにかできないかと株を確認してみました。

その写真が以下の写真になります。

完全に腐っています。

腐ると真ん中が空洞になるんでしょうね。

一縷の望みをかけて、どんどん切り詰めていくと

こんな感じで白い樹液がでる部分はまだ残っていました。

こんな感じで、水やりをし過ぎると根腐れを起こして、株の下の方からぶよぶよになってきて色的にも完全に腐ってるのが分かる状態になってきます。

改善点

上で挙げてきた育成の環境と水やりのし過ぎで起こることを考えると、恐らくこのオベサは冬になり一度成長が止まっている状態で、10日前後で水やりをしていたので、株自体が水を吸い上げていたのではなく、ヒーターマットの熱とサーキュレーターの風で用土が乾燥していただけだったことが考えられます。

植物自体が吸水していたわけではないので根が水にさらされている時間が長くなり根腐れを起こしたのだと思います。

オベサについては、葉が出ているわけではないので落葉したなどで簡単に休眠を確認することは難しいと思うので、もともと暑さ寒さにある程度の強さを持つオベサは冬場は寒さにあてて休眠させるほうが良いと感じました。

寒さにあてて休眠させることによって、水やりについてはほとんど断水状態で管理することができるので、水やりのし過ぎによる根腐れは防ぐことができるかと思いました。

成長への対応寒さにあてて、オベサ自体を休眠状態にする
水やり休眠状態にすることで冬場はほぼ断水状態で管理する
動いている株休眠していない株でも水やりは30日に1度ほど。

まとめ

今回は、私の失敗談についてお話させていただきました。

オベサに水やりをし過ぎると

・植物が吸水できずに根腐れを起こしてしまう恐れがある。

そして、水やりのし過ぎを防ぐためには

・植物には、適切な時期に休眠をさせ、断水をする

・動いているオベサでも冬場は30日に1度程度の水やりにする

以上のことに注意しながら、多くの人の大事な植物が私のオベサの状態にならないことを祈っております。

では、良い一日を。

根腐れについて少しだけ深堀した記事は以下より。

ちなみに、こちらで紹介した、根腐れを起こしたオベサは望みをかけて現在胴切りをした状態で養生しております。

良い方向に進展があればご紹介したいと思います。

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この記事を書いた人

植物に関わる仕事を始めると決め、植物に関わることについて
私が今までに経験したことを、失敗を含めて発信していきます。

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